第93章 本丸パニック
あまり納得しないまま、そして夜も遅くなって布団に入る
少し全身が痛くて無理矢理寝た
眠ってから数時間たって体が熱くて目が覚め、熱が上がったらしく意識が朦朧としてそのまま、また眠る
翌朝、私を起こしに来たであろう堀川国広の叫び声で目が覚めた
「あ、あ、あ、主さん、ど、どうしたんですか、なにがあったんですか!?」
堀川国広の叫び声を聞きつけた和泉守兼定が来た
「国広!どうした!」
「か、兼さん、どうしよう、主さんが、主さんが、小さくなっちゃった!!!」
堀川くんの言葉に理解しようにも全く理解できなくて、布団から起きると視界が低かった
服も大きくなっていて、手を見るとモチモチの手があった
は???
え、なにこれ
意味わかんない
「う、うぅ、うわぁぁん」
パニックになって心がついていけなくて泣いた
自分が自分の体じゃないみたい
「兼さんどうしよう、僕小さい子抱っこした事なんてないよ!!」
「びええええええ」
「2人とも落ち着け!よぉし、オレが抱っこしてやるからな」
和泉守は佳奈を抱っこしてあやした
「よしよし、いい子だ。国広、広間に全員集めろ」
「わ、わかった!」
堀川は走って出ていく
「主、何でこんなになっちまったんだ?」
兼さんに聞かれたけど、私にもわからないんだよこれが
「ひっぐ、うぅ、わか、ない、兼しゃん、うう」
「泣くな泣くな、とりあえず広間行く前に顔洗い行こうな」
背の高い男に抱っこされる日が来るなんて思ってもみなかった