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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第91章 はめ込まれたパズルのピース



泣いて燭台切さんに縋り付いてそれからの記憶は曖昧だった

いつの間にか眠ってしまったらしい

目を覚ますと布団に寝かされていた
手に温もりを感じて寝っ転がったまま両手を見ると、燭台切さんと山姥切さんが私の両手を握っている

「………起きたか」

山姥切さんが私を見て言った

「目が覚めたんだね」

燭台切さんも続けて言った


「…………っ、私、ごめんなさい……………」

「……大丈夫だ。佳奈、落ち着いたか?」

「どうにか………すこし頭痛いですけど」

「もうそろそろ夕餉の時間なんだけど、食べれそう?」

「…は、い。食べ、ます」

掠れた声で答える
食べなきゃいけない気がした
お腹なんてまったく空いてないのに、なぜかは分からないけど口が勝手にそう答えていた

しばらくして山姥切さんと燭台切さんは部屋を出ていった



長いこと経つと部屋に燭台切さんがお粥を持ってきてくれた

「お粥なら食べれそうかな?」

「わざわざ、すみません」

「いいって。食べたら外に出しておいてね。何かあったら誰か呼ぶんだよ?」

「はい」

そんなやり取りをしてテーブルに置かれたお粥を見る
部屋には私とお粥だけになった

起き上がって座っていた布団から出て座布団に座った

熱々のお粥は美味しそうだったけど食欲がなかった
とりあえず1口だけ口に運んで嚥下した

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