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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第86章 失踪と捜索



裏山に入ってどれくらい時間が経ったか分からない

燭台切さんに言われたことが頭から離れなくて、皆どうせ同じことを思っているんだろうとしか考えられなかった

言葉では頼れ、なんでも言えと言うけど、内心面倒臭い、記憶のない奴なんて居なくていい、もしくはどうでもいいと思ってるのかと思うと辛い


記憶をなくして皆に迷惑をかけて、拒絶されて、過去もロクな事がなくて、こんな人生なら辞めてしまいたい

父親と母親の顔なんて思い出せないけど、なんで私を産んだんだろう

産まれてきてよかったって言える事が今の私には一切ない


夜の闇に紛れるように私の心も暗く沈んで自己嫌悪に陥る


身体中が凄く痛くて、厚さんの刀で突き刺した傷口が開いたのか、服に血が滲んでいて力も抜けて、呼吸もするのが面倒くさくなって意識が朦朧としてくる


このままここで、ずっと死ぬまで目を覚まさなければいい
そうすれば、嫌な事を言われてもわからないし、邪魔者なんて思われなくても済む
皆に不快感と不愉快な思いを与えないで済む


そう思いながら地面に丸まるように横になった


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