第82章 第一印象は重要
夜が明け、太陽が高く昇った頃やっと刀剣達は起き出す
二日酔いに苛まれ、ほとんどの刀剣は潰れていた
いつもご飯を作っている刀剣も今日はいいかと何もせずに過ごすことにした
広間は酒の瓶や缶がそこら中に散らばっていて足の踏み場もないほどだった
各々の思い思いに生活をしたが、酒の威力は絶大でほとんどの刀剣は一日を寝て過ごしていた
その日の夜も宴会になる
そんな日が何日も続いた
ある日こんのすけが訪れると、本丸の広間は綺麗にされつつもずっと酒が置かれている状況だった
"皆様!酒に逃げるのはもうおやめください!!審神者様の様態がやっと安定しました!あとは目覚めるのを待つだけです!!!"
こんのすけの言葉に全員動きを止める
「それは本当か?」
"山姥切殿!!!本当ですよ!!!!なのでもう酒臭いので、皆さん本当にここを掃除していつもの生活にお戻りください!!!"
こんのすけの叱咤にみんな動きだした
あっという間に広間は綺麗になり、まともな生活を送るようにした