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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第80章 悪夢を見ると寝起きは悪い



なんでこんなことになっているんだろう
目をつぶって私は踞る


夢なら覚めて


そう思っても音は相変わらず止まなくて

皆の声が聞こえてわけがわからなかった


なんで、どうして


暗闇が支配する

私は何をすればいいのか

主がこんな所でのうのうとしていていいのか

でも戦うなんて言う経験が無いから弱いし、出ていっても足でまといになる

みんなの足でまといになるくらないなら、潔く殺られた方がマシ

敵の狙いは総大将の私

私さえ消えれば皆は傷つかなくて済む


いろんな考えがぐるぐるとひしめき合っていた



でも行動しなきゃ意味が無い


私は無理矢理扉を押して出た
襖を開けようとしたらこんのすけが止めに来た


"審神者様!おやめ下さい!!何をしようとしているのですか!"

「……皆が傷つくくらいなら、私が殺られた方がいい。だから行くの」

"じきに政府から救援がきます!決して行かないでください!!敵はあなたを狙っているんですよ!それに貴方が亡くなったりでもしたら、皆様悲しみます!!このこんのすけも悲しいですのでお止め下さい!!!"

「どうして?私夢を見たの、まんばちゃんと光忠が折れて、本丸が紅に染まって……足でまといになるくらいなら、死んだ方がマシ」


私は強く言って襖を開けて飛び出した

音のする方へ行くと、禍々しい雰囲気をまとったゲームの中でしか見たことの無い敵が刀を振るっていた


本丸の至る所から火の手も上がり、初めて見る光景に目を奪われて動けなかった


そして後ろから刀を振り下ろされているのにも気づかなかった
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