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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第78章 ぶつけ合いは必要



「私は、限りのある寿命の中でも、後悔はしたくなかった。自分勝手なのはわかってる……それに主だから、贔屓しちゃいけないって、思ってたのに、拒まれて、悲しかった、分かってたはずなのに、何も無いって改めて言われて、辛かった、ごめんなさい、私、酷い女だよね。兼さんの、言ってくれたことも、贔屓しちゃいけないって、逃げちゃった………だから消えたいって思った、もういなくなりたいって、ごめんなさい、どうしていいか、わからないの、ごめんなさい」

言い切ると、蜻蛉切さんの大きな手が背中を摩ってくれた

「和泉守、本心を言え、なぜ広間でああ言ったんだ」

次に山姥切は和泉守を見据えてそう言う

「………オレは、主の事をずっと見ていた。だが、主は燭台切を見ていた。燭台切も主のことを見ていた。両想いだって知っていた。けど、主と燭台切が帰ってきた時、少し距離があったを感じた。オレの気持ちをぶつけても主は困るだろうとわかっていた。なのに、オレは自分を否定する主に向かって、気づいた時には言っていた。主が大切だ。オレの気持ちは知っていて欲しい、だが主には幸せになって欲しい」

兼さんの言葉に私は顔を上げる
泣きそうになってる私の顔を見て兼さんは笑えと言った

「和泉守くん、ごめん。本当にごめん。僕の感情で、振り回せちゃって、ごめん」

「燭台切、謝らなくていい………主は俺じゃなくて燭台切を選んだんだ。主も自分の気持ちには正直にいてほしい」

兼さんと光忠はバチバチするかと思ってたらそんなことは無かった
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