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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第73章 幼稚な自分



御手洗に行って鏡を見ると涙で歪んだ顔が浮かんでいた
こんな顔じゃ帰れない
なんて思っても涙が止まらなくて、ゴシゴシと化粧を取れるのもお構い無しに拭って、喫茶店を出た


幼稚なことをしてるのはわかってる
わかってるけど心の整理がつかない
全て清算して断ち切ったのに
なのになんで、なんでまた迷惑をかけちゃうんだろう

なにもかもやめたい

私は人通りの少ない道を歩いた
下を向いて路地裏に座り込んだ
顔を埋めて泣いた


何時間もそうしてるともう暗くなってきた

光忠ごめんなさい
みんなごめんなさい


そんなことをしてると誰かに話しかけられた

顔を上げると警察官が居た

「君、大丈夫?通報があってきたんだけど」

「ごめんなさい、大丈夫、です。彼氏と喧嘩した、だけなので」

「そう、彼氏さんは?」

「知りません。帰ったんじゃないんですかね」

「とりあえず家には帰れる?」

「同棲してるので、無理そうですね………」

「保護することになるけどいい?」

「それは困ります、彼に迷惑かけてばっかだから、今回も私がワガママ言って怒っちゃったんで」


すると警察官は無線で話をしはじめた
どうやら黒髪でガタイの良い背の高い男の人が女の人を探していると話していた

「君、もしかしたら彼氏さんが探してくれてるかも。彼氏さんの特徴は?あと名前教えてくれるかな?」

私は光忠の特徴と着てた服と自分の名前を言った

「彼氏さん、君を探してるかも。1回交番に行こうか」

そう言われて覆面のパトカーに乗せられた
どうやら近くにいた警察官がこの人で、高速道路の見回りの帰りでそのまま私を保護しに来たと言っていた
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