第72章 不意打ちと仕返し
僕はただ自分の思ったことを言ったら目の前の佳奈は百面相していた
思わず笑ったら
「何笑ってるの!?」
と戸惑った声を上げた
それがあまりにも可愛くて佳奈の言葉を借りるならしんどいってやつかな
「んふふ、だってあまりにもいろんな表情してたから面白くて」
そういうと佳奈も笑っている
その笑顔が柔らかくて愛おしくてずっと見ていたいと思った
「好きだよ、大好き」
呟くように言うと佳奈は顔を赤らめていた
「さて、そろそろ上がろっか。逆上せちゃうといけないからね」
上がろうとしたら佳奈に腕を掴まれ、そして唇に柔らかいものが当たった
「仕返し!顔真っ赤、ははは」
不意打ちすぎて僕は片手で顔を覆った