第68章 驚きと楽しいこと
目的地について時計広場に着くと私も見たことがあるドラマの風景が広がっていた
「すごい本当にあるんだね……」
「私もここ、来てみたかったんだ」
「なら良かった、少し休憩しよっか」
時計台の下のベンチに2人で座る
「足疲れてないかな?ヒールだから靴ズレとか大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。久しぶりにヒール履いたからまだ慣れないけどね」
「何かあったらすぐ言うんだよ」
「ありがとう」
それから街ゆく人を見ながらたわいもない会話をして、建物の中を沢山見たりした
そしてまた電車に揺られた
光忠がなんで私の実家のある場所を知っているのか知らないけど、電車の行き先は私の実家のある最寄り駅だった
長らく揺られて眠くて船を漕いでいると、光忠は私の肩を掴んで自分に引き寄せるようにして首は光忠の肩に乗っかる形にされる
「降りる時教えてあげるから、寝てていいよ」
うんと頷いて寝た