第68章 驚きと楽しいこと
手を引かれたまま歩いているとゲートの前に来た
光忠はゲートの行き先を設定すると目の前に街が広がる
「佳奈ちゃん、足元気をつけてね。ヒール危ないからしっかり僕の手を離さないでね」
言われるがままに光忠と歩いているとおしゃれなレストランに連れてこられた
どうやら予約されていたようでスムーズに入店すると中には刀剣男士と審神者の2人組の人達が沢山いた
席にエスコートされて着く
テーブルにグラスが置かれてワインを注がれ、目の前の光忠は私を見てニコニコしていた
「乾杯しようか」
グラスを持ち上げお互いに目線を合わせて乾杯して1口飲んだ
久しぶりに飲んだ赤ワインは美味しい
料理も運ばれてきてなかなか慣れていないコース料理も美味しかった
一通り食べて、デザートを口に運びながら
「ねぇ、光忠は私のことどうしたいの?」
と少し酔いが回ってついつい聞いてしまった
「どうしたい、か。僕は自分の気持ちに正直になろうと思っただけだよ。君とデートしてみたかったんだ」
うっ…心がやばいです
なにこれしんど
「私なんかと?」
「うん、君と。1度ここにも来てみたくて。それに、本丸に帰るのは明後日って皆に言ってあるんだ。君の居た世界にこれから一緒に行こう」
光忠の言葉を理解するのに時間がかかった