第67章 恋心
そんなこんなで四人に囲まれた私は身動き出来ず、清光に至ってはどこで習得してきたのかアートが凄いジェルネイルを私に施していた
「よし!髪の毛完成!主さんかわいい♡」
乱ちゃんが言った言葉にハートが浮き出ているのが目に見える
「こっちよりもこの色の方が映える気がするんだけど…うーん迷うねぇ」
「ボクもお手伝いするよ!この色だったらこっちと合わせて、服の色に合う感じじゃないかな?」
「じゃあこれにしよう!主目を閉じてて」
言われたとおりにすると閉じた瞼に指が触れた
そして私の顔に色んな感触を感じられた
「よし!完成!加州くんは終わりそう?」
「こっちはあとトップコートだけだから、もうあと少しで終わるよ」
「りょうかーい!そしたらアタシはちょいと準備してくるから、後はよろしく」
次郎さんがそう言うと部屋から出ていく
鏡が見えて私の顔を見るといつもと違うメイクで、雰囲気が全く違くて自分じゃないと思える程の私が映っていた
「よし、これで終わりっと。どう?」
清光が機械から私の手を出してケアすると、いい香りのオイルを塗ってくれた
爪を見るとストーンも散りばめられていてとても可愛かった
「かわいい…すごい…ありがとう」
「お易い御用だよ」
「さて、僕達は1度外に出るのでそこにある服を着てくれませんか?」
宗三さん達は私が有無を言う前に外へと出てしまった
かかっている服はおしゃれな私はあまり着ないワンピースだった
オマケにネックレスとピアスも置かれている
なんでピアス付けてないのにピアスホール空いてるの知っているんだろうなんて思いながら服を着替えて一通りアクセサリーをつけた