第65章 ※病み上がり
「俺は馴れ合うつもりは無いが、歌仙とは仲間だと思っている。あの出陣の日、あんたは勘違いしていたのかもしれない。全部自分のせいだと思っていただろ」
「僕達は出陣の帰りに言い合っていたんじゃないんだ。主、安心してくれ。君は多分勘違いして責めこんで体調を崩してしまったんだろう」
えっと…ようは歌仙さんと伽羅ちゃんは仲直りというか仲良くなってて、私があの会話だけ聞いて勘違いしてたってことかなこれは
なにこれ私馬鹿すぎじゃない?これ
「私、勘違いしてたみたい………私こそごめんなさい………」
「いや、これは僕達に非があるんだ。でもね、思ったことは言ってほしい。僕達の主なんだから」
「…………はい。私すごく恥ずかしい……ごめんなさい。とりあえず、熱下がったからお風呂行ってきます」
私はそう言いながらお風呂に行く支度を始めた
そして2人を置いて行こうとしたら伽羅ちゃんが手に持っていた道具を奪い取った
「伽羅ちゃん?」
「病み上がりだろ、俺も行く。歌仙も行くだろ」
「あぁ、ご一緒させてもらおうかな」
伽羅ちゃんは先をすたすたと歩いていって歌仙さんは私の手を取り歩き始めた
いやいや、なんでそうなる!!!