第60章 聖なる日
そんなこんなで私も手伝い、広間には美味しそうな料理が並び、ジュースやお酒も置かれた
「ひと通りOKかな。とりあえず私のワガママに協力してくれて、ありがとうございました!!」
私は土下座をしながら手伝ってくれた6人にそう言った
「主、顔上げて。また皆の顔がおぞましい顔になっちゃうから土下座はやめて」
小夜にそう言われ土下座をやめた
「それにしても、これから何をするの?」
光忠は広間を見回しながらそう言う
「日頃の感謝をこめてと、皆とクリスマスパーティーしたくて」
「そうだったんだ。雑誌で読んだことはあるけど人間ってクリスマスパーティーって粋なこと考えるんだね」
「1度は皆とやってみたくて……」
「主のお願いならお安い御用さ。主は風流な変わった事をしてくれるから僕は楽しいよ。主の元に顕現出来てわかったよ」
「そう言ってくれると嬉しい、ありがとう」
歌仙の言葉がとても嬉しくて、照れくさいけどここへ来れて本当に良かったと思う
それから皆を広間に呼びクリスマスパーティーを開始した
クリスマスツリーが珍しいのか、まじまじと見つめる男士や、たくさんのご馳走に目を輝かせている男士に私はほっこりした