第7章 ※黒いオーラ
「実は、猫みたいな声が聞こえたんですよね。でもこの本丸には猫はいないんです。考えられるとしたら主である佳奈が三日月殿といいことをしたとしか考えられないんです」
若干黒いオーラを纏った彼は顔を近づけてくる。
「……近い、です」
「今は関係ないです。それとも言いたくはないんですね?黙りなら……」
私の唇へ彼の唇が当たり、私は目を瞑る。
長い間唇が触れている感覚がすると、抱きしめられながら座らされた。
「拒否をしないということは、三日月殿ともやられたんですね」
「………不可抗力、です、酒が、悪いんです」
彼の質問に観念してそう答える。
「酒のせいにすると言うんですか?そんなの駄目に決まってますよっ」
「っまってっ」
そう言うも勢いよく押し倒された。
「佳奈、私の下で可愛く鳴いてください」
いきなり服も下着も全て脱がされて、お腹をなぞられ、体がくすぐったくて反応する。
彼の手は胸に触れ揉みしだいた。
「んっ、だめっ」
「何がダメなんですか?反応してますよ。素直になりなさい」
愛撫が続き、時折唇同士が触れ綺麗な顔が視界に入る。