第52章 イケメンが台無し
メンタルが、私のメンタルがもたない
何言ってんだコイツみたいな目してるよ
心がしんどい悪い意味で
「い、い、いずれわかるからさ!今は秘密ね!!それと、そういう冷めた目しないで!心が痛い」
「ごめん」
「悪かった」
「すまんな」
3人に口々に謝られたけど本当に冷めた目は恐ろしかった
それから3人と仕事をして、ひと通り手伝ってもらったあとは自由時間にしてもらうことにした
私は一人で部屋にこもって裁縫の続きを始めた
それにしても、光忠と一期さんと骨喰くんの紋難しすぎでしょ
下書きの時点で既に撃沈だったのに刺繍でなんて無謀だ
てか血が出てきたし
どんだけ針でブスブス突っ刺してんだろ
絆創膏だらけだし
不器用にも程があるでしょこれは
「主、入ってもいい?」
安定の声がした
咄嗟にひと通り見えないところにしまった
「大丈夫だよ」
返事をすると襖が開いた