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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第49章 募る不安



1週間も目を覚まさない主に、本丸内の空気はどんどん沈んでいっていた

ただ佳奈の霊力は刀剣たちには感じられて、佳奈が生きている事実だけが重く突き刺さっていく


「ごめんな、佳奈」

毎晩鶴丸は佳奈の元へ訪れ、手を握り謝罪の言葉を述べていた

「なぁ、俺は本当にここにいていいのか?俺のせいできみは眠ってしまった。なんでもする、お願いだ、起きてくれ」

縋り付くように何度も何度も呟いていた
力加減もだんだん分かるようになってきて、最初みたいに力強く握ることをせず、指と指を絡めあわせて緩く握り、鶴丸自身の頬に佳奈の手を当てた


「鶴さん」

襖の外から声がかかった

「……光坊か」

「明日、出陣でしょ?はやく寝ないと支障をきたすよ」

「あ、あぁ、今行く………主、また明日な」

鶴丸は呟き部屋を出た
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