第47章 分担
「遠征から今帰ってきた第三部隊には状況が掴めんのだろう。簡単に言うと主は事故で生き埋めになってしまい、助けられたが意識が戻らん。それゆえこの本丸の仕事を皆で分担しようと思う。まず、初期刀の山姥切国広、最初に来た五虎退、俺、骨喰藤四郎、蜻蛉切、岩融を主体としていこうと思う…異論がある者はおるか?」
第三部隊の小狐丸、鯰尾藤四郎、蛍丸、愛染国俊、蜂須賀虎徹、獅子王達は突然のことに目を白黒させていた
「み、三日月さん、なぜ僕が選ばれるのですか?も、もっと他に頼れる方が居るのに」
「五虎退よ、お主は主によって初めて顕現された刀だ。それゆえたくさんのものを見てきておるだろう」
「三日月殿、なぜ自分まで選ばれているのですか。先程から疑問になっておりました」
蜻蛉切がすかさずつっこんだ
「なに、話がわかる者を選んだまで。異論はないな?」
その言葉にほとんどの刀は頷いていた
「鶴丸国永、鶯丸、江雪左文字、太鼓鐘貞宗は顕現して間もない。力加減や人間の扱い方を教える……兄弟、手伝ってもらってもいいか」
山姥切は山伏と堀川へ聞くと二人は快く引き受けてくれた