第45章 ギャップ
それにしても皆何が欲しいんだろ
よくよく考えたら皆の好きなものってよく分かってないし主失格じゃね?
なーなーで主やってるしなんか泣いたり酒飲んでヤったりしかしてなくね?
どうしよう、すごく不安になってきた
こんな私を皆慕ってくれるってどんだけ優しいんだよ
普通の世界だったらこんなゴミ屑女なんて見捨てられてるのに
ああもう泣けて来る、流石に店じゃ泣けなけどさ
とりあえず手作りの物でもいいかな……重い女って思われたらどうしよう
いやでも、皆は戦っているんだしお守りとかならいいかな
よく手作りのテレビとかでやってたし
破壊防止のお守りとは別で、感謝をこめて作ってみようかな
そう思い、とりあえず独断と偏見で次から次へと布やらメッセージカード色々なものをカゴへ入れていった
ひと通り全て買い終わり、流石に持って帰るのは気が引けたため、宅配便を使い今日の夕方に届くようにしてもらった
暫くいろいろと物色していると同田貫さんが来た
「買い物終わったか?」
「あ、うん!ちょうど終わったと。買いすぎちゃって宅配にしちゃった」
「俺が持ってやったのに」
「そんな悪いよ、それにしても買うもの買えた?」
「あぁ、俺はもう大丈夫だ、腹減ったし帰るか」
「同田貫さん、ちょっとお茶して帰らない?」
なんとなく、誘ってみた
「いいぜ」
案外あっさりとのってくれた