第45章 ギャップ
日差しの眩しさに目が覚めた
時計を見ると10時を指している
行動を起こさねばと思い、顔を洗って身支度をして部屋を出ると貞宗さんが歩いてきた
「お、主!朝飯出来てるから一緒に行こうぜ」
「うん…昨日はごめんなさい。主の私がしっかりしないといけないのに、酔っ払って途中退場しちゃって」
「んなこと気にすんなって!俺たちのために開いてくれただけでもありがたいってもんよ」
「貞宗さん、ありがとう」
「んなかたっくるしい呼び方じゃなくて貞ちゃんでいいぜ」
「わかった」
貞宗さんもとい貞ちゃんとそんな会話をしていると広間へと着いた
「おはよう主」
「よく眠れたか?」
広間へ入ると鶯丸さんと鶴丸さんに声を掛けられた
二人に返事をすると二人は安心したような顔をしていた
そしてぞろぞろと広間にみんなが集まり始め、それぞれ席についた
朝ごはんは、しじみの味噌汁や二日酔いに効くような和食でありがたかった