第43章 ※見破っていた目
弧を描くように乳首を弄られ熱が集中する
「伽羅ちゃん、やだ、怖いよ」
「薬漬けがいいのか?」
「やだやだ、ねぇ、やめよ」
力が抜けて熱を感じても犯されるという行為自体が怖かった
「怖いの、いやだ、怖いよ」
「和泉守に犯された時もあいつは媚薬を飲んでたらしい……これじゃ本当に薬漬けじゃないとダメな体になる」
なんで、兼さんとヤったこと知ってんの!?
ここの本丸の情報網どうなってんの
てか媚薬飲んでたの!?
だから兼さんの体熱かったんだ
「伽羅ちゃん、おねがい、いやだ、もう、嫌なの」
懇願する様に泣くと伽羅ちゃんは手を止め抱き締めてきた
「風呂、入るか」
シャワーをかけられて泡を落とされタオルの拘束も外されて抱きかかえられて湯船に使った
湯船に浸かってる間、伽羅ちゃんはずっと私の背中から抱きしめていた
「悪かった」
小さな声でつぶやく声が聞こえた
その言葉が辛くて泣いた