第43章 ※見破っていた目
お風呂を出て脱衣所へ戻り、服を着替えた
髪を乾かして歯磨きもして脱衣所を出ると、私の腕を引いて広間を通り過ぎ、私の部屋へとその足は向かっていた
部屋へ入ると伽羅ちゃんは布団に私を押し倒してきて唇と唇が触れ頭を撫でられた
そして私を布団の中に入れると伽羅ちゃんも入ってきた
え??なんで伽羅ちゃん布団に入ってくるの?
まって状況掴めないんだけど
なんで?馴れ合うつもりはないっていっつも言ってるのにどゆこと
「佳奈」
名前を呟かれて体を密着させられ抱きつかれた
身長差と寝る位置の差で、伽羅ちゃんの胸あたりに顔が当たりゆっくりと鼓動を立てる音が聞こえる
頭を撫で始めていた手がゆっくりと下に降りて来て、首筋をなぞり背中を伝って腰に触れた
グイッと力強く引き寄せられ腰を撫でた
「っ、くすぐったいよ」
「そうか」
そう言うと顔を近づけてきてキスをしてきた
触れるだけのキスかと思ったら体勢を変えて口をこじ開けて舌を絡めてきた