第43章 ※見破っていた目
「酔っ払ってる?」
「あんたにはそう見えるか?」
そう言うと不敵な笑みを浮かべていた
「酔いなんてとっくに醒めている。あんたは酔っ払ってないみたいだな」
吐いたからアルコールはすべて抜けていた
伽羅ちゃんは頬に置いた手を下へとさげてきた
「まって、やだ、シたくない」
「濡れないからか?男の本丸に行った時に襲われたのがトラウマか?大方襲われてからのこの本丸での行為は薬で濡れてたんだろ?」
伽羅ちゃんの言葉に冷や汗が流れた
「図星か」
そう呟くと素早く私の手からタオルを奪い、背後にまわって、私の両腕をタオルできつく縛り抱き上げるとお風呂の方向へと向かった
恐怖から声が出せなかった