第41章 再会
「えっと、まず部屋から案内しますね」
「佳奈、もっと砕けた言い方にしてくれ。堅苦しくて俺は苦手だ。貞坊もそう思うだろう?」
「そうだなー、たしかにこれから一緒に過ごすってなると嫌だなぁ」
「2人の言う通り、俺たちの主だから違和感を感じるな」
「私も砕けた言い方の方が好きです」
みんなにそう言われて敬語をとることにした
まさか敬語はずせなんて言われるなんて思ってもみなかった
「ここが広間で、みんなでご飯食べたり話し合いとかする所で、ここから少し行ったところがそれぞれの部屋になってて、その奥に私の部屋と審神者部屋があるの」
「意外と広いんだな。とりあえず自分の部屋と広間と厠と主の部屋を覚えておけば問題ないな」
そう言って鶴丸さんが私の頭に手を乗せてきた
「まぁ主要な所だけ覚えてもらえれば大丈夫だよ。私も覚えるの意外と大変だったし」
「手を頭に置かれても驚かないなんて驚きだ」
「…………キュンときた……」
「えっ」
「なんてね、さてさて部屋は多いからね!次行くよ〜!」
誤魔化したけど、普通に無理です
キュンと本当に来ました
ときめきました
なんてねとか言ったけど無理です
イケメンしんどいです