第40章 顕現
鍛刀部屋へ行き、出来上がった刀の前に私が立つ
念を込めて刀に手をかざし、桜が舞って眩い光と共に新たな刀剣男士が現れた
「よっ。鶴丸国永だ。俺みたいのが突然来て驚いたか?」
「鶴さん!!!」
「おっ、光坊じゃないか!」
なになに、熱い再会してるんだけど……
熱い再会をしている二人を横目に小夜を見ると羨ましそうな顔をしていた
そして鶴丸国永が私の方を見た
「おっと、そこのお嬢さんが俺の新しい主か?」
「はい、一応、主です」
「これからよろしくたのむ」
私の手を取りブンブンと振り握手をしてきた
「鶴さん、主が次のことやりたいみたいだから僕達は近くで見てよう」
光忠はそう言って鶴丸国永を私から離すと、2人は私の行動を見届けるようにしていた
もう一度念を込めて手をかざす
「古備前の鶯丸。名前については自分でもよくわからんが、まあよろしく頼む」
目の前には緑色の髪をした人がたっていた
「鶯丸!君も今きたのか」
「鶴丸か、そして君が俺の新しい主でいいのか?」
「は、はい、わたしが主です、一応……」
「今度の主は女性か。楽しくなりそうだな」
そう言って鶯丸は握手をしてきた
そして残る最後の一振りに手をかざした