第40章 顕現
「深呼吸して」
小夜が近くに来て手を握って目を見つめてそう言い、言われた通りに深呼吸して呼吸を整える
「…っ…ありがと」
「主、ごめん、二度と消えるなんて言わないし、僕ずっと主とこの本丸の皆と居たいんだ」
「…光忠の馬鹿。ありがとう。これからもお願いしますね」
光忠にそう伝えたあと長谷部の目の前に行った
「長谷部さん、ありがとうございます。部屋の前で光忠にいろいろ言ってくれて。でも殴るのは良くないです。宗三さんもね。ほっぺ痛くないですか?」
「大丈夫です。主こそお体大丈夫ですか?」
「大丈夫です、でも、長谷部さんと光忠が手合わせしたっていうの聞いて心配でした。怪我してないかとか本当に心配だった、私、喧嘩とか嫌いなので」
「申し訳ありません。それに関しては今後気をつけます」
「でも2人とも怪我なさそうで良かった。やつれた顔してるから、今日は存分に休もう…その前に、新しい刀剣男士を皆で迎えに行こうか」
4人を連れて鍛刀部屋へと向かった