第40章 顕現
窓から入り込む強い日差しに目が覚めた
何時だろうと思って目を開けて時計を見ると時計は1時を指していた
ん?1時?あれ?1時って午後の?
「主、ここにご飯置いておくから顔洗ってきて」
戸惑いを隠せないでいると小夜がお盆にご飯を乗せて持ってきていた
「…わかった」
布団から這い出て立ち上がって洗面所へ向かった
顔を洗って部屋へ戻ってくると布団が畳まれていた
「ご飯食べたら、燭台切さんと長谷部さんのところへ行こう。兄様が見張ってくれるって言ってたから」
「ありがとう」
小夜が持ってきたご飯に手をつけた
昨日からほとんど食べていなかったせいか、お粥という胃に優しいものを作ってくれてありがたい
お粥も食べ終わり、身支度を整えて小夜と光忠と長谷部の待つ部屋へと赴いた