第32章 約束は守りましょう
そして次は打刀のところへ赴いた
「おお、主!きてくれたんか!」
陸奥守さんが案内してくれて座らせてくれると、お茶を出してくれた
「すぐにこれなくてごめんなさい」
「大丈夫だよ、審神者というものは仕事が多いいと聞くからね。無理しないでくれ」
蜂須賀さんにそう言われた
ああ、なんて優しいんだ
なんか物凄く申し訳なくて本当にやばい
「主、明日は何をするのですか?」
ぬくぬくと温まっていると長谷部さんに話しかけられた
「明日ですか?明日は鍛刀をします」
「鍛刀なんて珍しいな。何かあったのか?」
まんばちゃんがすかさず突っ込んできた
「えっと、江雪左文字を鍛刀したいんです。鍛刀運全くないけど、でも頼まれてしまって」
「なるほどな。お小夜か」
「歌仙さん、よく分かりましたね」
「あぁ、というより一期一振に絡む粟田口を羨ましそうに見ていたからね」
その言葉を聞いてドキッとした
私は本当に今まで何をしていたんだろうと思った
「なら今日は明日に備えでもう寝たほうがいいんじゃないか?」
まんばちゃんが心配そうに言った
「…そうですね……じゃあそろそろ行きますね」
そう言いみんなに見送られ部屋を出た