第32章 約束は守りましょう
「江雪兄様を……顕現してほしい」
「僕達は貴方に鍛刀され顕現しました。貴方の手で江雪兄様を鍛刀してもらいたいのです」
江雪兄様……江雪左文字……レア4太刀
私は鍛刀運が全くと言っていいほど皆無だから、とんでもないお願いをされたもんだ
私の本丸の唯一のレア4太刀の粟田口派の一期さんは戦力拡充で来た
レアと言えば数珠丸さんは奇跡的に期間限定鍛刀で、金を積んで札買って鍛刀したら来た
宗近と小狐丸は公式からの配布というとても凄い対応で来た
ここに来る前、コンプリートしたくて鍛刀しまくってたけど来てくれるのは毎回同じ刀剣だった
でも、ここに来てから鍛刀をあまりしていないし、遠征に結構行ってもらってて資材は沢山ある
「わかりました、一刻も早く、お迎えできるように頑張ります」
そういうと2人は安堵したような表情をした
それを確認して少しカラカラになった喉をお茶で潤し、和菓子に手をつけた
「宗三さん、これおいしいです!ありがとうございます」
「喜んでくれて良かったです」
「私、幸せです。お兄さんお迎えするの本当に本当に、頑張ります」
そう宣言してゆっくりしてから部屋を出た