第29章 寒いのはしんどいけど嬉しいこともある
「あーるーじー一緒に飲もうよ」
「次郎太刀さん、飲みすぎですよ」
「いいじゃん、アンタも飲もうよ」
「次郎太刀、そのへんにしておかないと主が困ってます」
光忠と加羅ちゃんの部屋へ向かおうとしたら次郎さんに拉致られ、次郎さんと太郎さんと石切丸さんの部屋に来た
石切丸も光忠も買い物から帰ってきていたらしく、大量のミカンとその他諸々の食べ物が広間に置かれていたのを思い出した
「次郎さん!そんなに飲んだらお酒無くなっちゃいますよ!!」
「それは嫌だ!アタシが一番嫌いな言葉は酒がきれたなの!」
「ならほどほどにお願いしますね……」
てかなんで石切丸は三条の部屋じゃないんだろ
本当にこの部屋割りを考えたのは誰だ…………
「主は何か用があったのかい?」
「見回りしてるんですけど、この酔っ払いさんに絡まれてしまって」
「酔っ払いじゃないやーい。次郎さんだよー」
だめだ今日の次郎さんいつもより完全に酔ってる……
「そうでしたか。次郎太刀いい加減にしなさい」
太郎さんがそういうも虚しく次郎さんは私の太ももに頭を乗せてきた
「キャッ………」
やっべ、変な声出た………太もも弱いんだよ…
勘弁してよ………
「エッローい、ねぇ襲ってもいい?アタシ男だし、アンタ身の危険を感じてないわね」
「次郎太刀!いい加減にしないと酒を取り上げますよ」
「太郎太刀さん、落ち着いて。主、ここはとりあえず大丈夫だから他の部屋を見てきた方がいいよ」
「そ、そうですね!ありがとうございます………では!」
あっぶねー
もう太郎さんと石切丸神だわ