第28章 寒い時こそ火には気をつけよう
広間に大きめのこたつを何個かおいた
そして火鉢を自分の部屋にも置いて、歌仙さんに使い方を教えてもらった
「後は換気をしっかりするんだよ。それから湯を沸かすのもいいと思う」
「なるほど……たしかに換気しないと一酸化炭素中毒で私は屍になってますね」
「主が死ぬなんてことがあったら僕達はどうやって生きていけばいいのかわからないから、そういうことは冗談でも言って欲しくはないな」
「はは、とりあえず換気しっかりしますね。あとは、ほかの部屋も行ってみましょう!」
そういいとりあえず近くの部屋から回ることにしてみた
「兼さん!!!!何してるんですか!!!!焼けないでください、兼さん!!!!」
「国広!!アタフタしてねぇで助けろ!!」
土方組の部屋を覗くと何故か兼さんの服に引火していた
「やばいくね、あれ、やばくね、兼さんやばい、どうしよう」
「ああ、主、落ち着いて!水を取りに行こう!」
「水!あ、うん、水、取りいかなきゃ!!」
突然の出来事に何をしたらいいのか、ついていけず、歌仙さんに言われ水を取りに走った
バケツに水を入れて持っていき、兼さんと堀川くんは庭に出ていて、私は兼さん目掛けて勢いよく水をかけた
「!?………冷てぇ」
「え、あ、ごめんなさい……」
服だけにかけるつもりが、気が動転して兼さんの全身目掛けて水をかけてしまった