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【東京喰種:re】カンツォニエーネ【夢小説】

第15章 熱に引きずり込まれる 【R15】


さあ、ここまで盛り上げてヤらないカップルはいないだろう。

二人して急いでちゃんとした無線のスピーカーを片耳につける。

これで丈さんの声もバッチリだ。

倉元がニヤッと笑って静かに寝室にダッシュする。

音楽プレーヤーをスピーカーに繋いでセットする。

ひぇ、このスピーカーから私の喘ぎ声聞こえてくるとか辛すぎるんだけど。

倉元がスピーカーをオンにする。

初めはキスしてるような音や軽い愛撫の音だ。

口だけではやく、と言われてベッドに引きづり込まれる。

布団をめくると私のクインケや戦闘用の服が出てくる。

なるべく音を立てないように、スピーカーの音に紛れるようにして着替える。


〈んふっ…やぁ、、〉

うわぁあ…今の声めっちゃ私の声に似てた…。

倉元の前だとか言ってられないし、勢いよくブラウスを脱ぐ。

倉元はスーツの上だけ脱いでベッドに座って…なんで見てるのよ。

手招きされたからいつものジャケットを着る前に倉元の前に座る。

すると倉元は徐にベルトを外し、ズボンの前を寛げた。

『っ…?!』

なんで、そんなことする必要ある?

スピーカーからの嬌声が少し大きくなってくる。

才子ちゃん、普通のセックスみたいな流れにしてるのすごいな。

倉元は私の両肩に手を置いてゆっくりと横たわらせ、軽く覆い被さってくる。

体重をかけずに優しく抱きしめてくるから抱きしめ返す。

甲赫を持ってるだけあって、見た目よりも重いし足なんかガチガチだ。


「才子ちゃん、男の方の声入れてくれなかったんだよね。」

小さな小さな声で倉元が私に囁いた。

だから?

私の目を見て倉元は苦笑してから真面目な顔になった。

「ユウ……可愛い…気持ちいい…?」

こいつっ……!

「挿れていい?もうやばいっ…。」

〈やぁ…もうダメ…んぁあ…っ…〉

もう泣きそう。

倉元は流れを理解してるどころかセリフも考えてきてるかのように、自然に音源と合わせている。

「ユウ…っ。」
『くらも、と…。』


「挿れるよ、力抜いて…。」

一層高い声がスピーカーから上がる。

「痛くない?…ははっ、気持ちいい顔しちゃってんの。」

倉元が私の太ももあたりに乗っかって見下ろしてくる。


〈アッ、やっ、やん、奥きてる…!〉

「上手上手、ほら、気持ちいいね…?」
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