第4章 新たなる
ドサッ
『倒せたけど……疲れたぁ〜〜』
安心した途端どっと疲れが押し寄せ、その場に倒れ込む
『今のが私の斬魄刀………あれ?でも、あの人麒麟とか名乗ってなかったっけ?…うーん……おかしいな〜』
《おかしくないよ》
『…あ!さっきの!』
気が付くとそこは先ほどのの湖畔
サワサワと風に揺れる水面が幻想的な雰囲気を作り出している
《やあ、また会ったね》
『また会ったねって…あなたが呼んできたんじゃないの』
《まあね。それより、あなたじゃなくて麒麟って呼んでよ。やっと会えたんだからさ》
『はいはい、麒麟ね。それより!ここはどこなの?』
《ここは君の精神世界だよ、斬魄刀との対話はここでするんだ》
『私の精神世界……』
《そ!まあ、僕はそんじょそこらの斬魄刀とはわけが違う特別な斬魄刀なんだけどね〜…ずっと探してたんだ、僕の力を扱える器を持つ人間をね》
『私…そんなにすごくないよ?』
《ふふっ、まぁそのうち分かるよ。それより、能力の説明をしようか。君の疑問も解決するはずだよ》
『そうだ!さっきの朱雀ってなんだったのよ?!』
《僕は麒麟って言ったけど、実際には、僕は始解では出てこないんだ。僕は特別な斬魄刀って言ったけど、僕の下に4人の斬魄刀がいて、それぞれが違う始解、能力を持ってる。僕はまぁ、統括者ってとこかな》
『じゃあ、4つの能力があるってこと?使い分けはどうするの?』
《4人には、それぞれ違う解号があるから、それを唱えることによって使い分けができるよ。じゃあ、紹介しよう!》
麒麟がパチンと指を鳴らした瞬間、彼の側に4人の人が現れた
《じゃあ、ひとりずつ自己紹介をして貰おうかな。まずは、朱雀から》
麒麟がそう言うと、1人の女が前へ進み出る
《アタシの名前は朱雀!さっきも見たと思うけど、炎熱系の斬魄刀だ!麒麟様に見初められるなんでちっせぇくせにすごいな!これから宜しくな!!》
『ちっさいは余計だけど、こちらこそよろしくね朱雀』
豪快に笑った朱雀は、炎熱系というだけあり、鮮やかな緋色の瞳が特徴的な人
口調から、男勝りな姉御肌とみた