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君に伝えたかったこと
第2章 神父
カラマツは見えない地の下へ真っ逆さま。
羽根がもげ、身体が黒く染まり、視界がぼやける。
…嫌だ。悪魔になんかなりたくない。人間になりたい。
神様。どうか僕を人間にして下さい。
神が神に願う。
イチマツ………
お前は可哀想だな。
俺が堕ちたのは、多分、イチマツのせいになるだろう。
堕ちた現場を見たのは、イチマツただ1人なのだから。
可哀想に。
覚悟を決め、
目を瞑る。
暫くたった空の下。
目を見開いて見えたのは、青空だった。
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