• テキストサイズ

君に伝えたかったこと

第2章 神父


カラマツは見えない地の下へ真っ逆さま。

羽根がもげ、身体が黒く染まり、視界がぼやける。

…嫌だ。悪魔になんかなりたくない。人間になりたい。

神様。どうか僕を人間にして下さい。

神が神に願う。

イチマツ………
お前は可哀想だな。
俺が堕ちたのは、多分、イチマツのせいになるだろう。
堕ちた現場を見たのは、イチマツただ1人なのだから。

可哀想に。

覚悟を決め、
目を瞑る。

暫くたった空の下。

目を見開いて見えたのは、青空だった。
/ 21ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp