第2章 1話
コホン…と後ろからワザとらしい咳払いが聞こえ振り返ると顔を赤くしたチョロ松くんがいた
まって、見られてたの、え、恥ずかしいじゃん!!!!!!
おそ松くんには羞恥心というものがないのかチョロ松くんに笑顔で手を振る
おそ松「お、チョロ松ありがとな!ほら、もお礼言いな」
『ぁ、ありがとう…』
チョロ松「いえいえ、どういたしまして」
苦笑混じりにカバンを手渡してくれた
私は素早くカバンを開け中身を確認すると
チョロ松「別に何も取ってないよ」
バレてない!アレがあるはず!!
ソレが自分の手に当たった感触がして手探りでスイッチを入れる
すぐ様チョロ松くんの首元に向けてソレを当てた
バチッ!!という電気音が室内に響いた
チョロ松くんは苦しそうな声をしてその場に倒れ込んだ
おそ松くんは唐突なことにきょとんとしてた
私が持ってたそれはスタンガン…持ってる理由は…まぁ、色々
ドアまで急いで走り、ドアを開けると入ってきた人にぶつかった
「嘘…」
しかもまた、同じ顔!!!?どうなってるのよ!!!!
次は紫のシャツのヤツと隣に黄色いシャツのヤツがいた
ココは強行突破しかないな!!
おそ松「あ、おかえり一松〜後そいつ逃がさないでね」
紫シャツ「…十四松」
黄色シャツ「あいあい!」
『うわっ!下ろしてよ!』
黄色シャツの人は私を軽々担ぎあげた
紫シャツ「うわ、この子スタンガン持ってるじゃん…」
私が手に持っていたスタンガンをひょいっと取りあげた
チョロ松「いてて…びっくりしたな…」
うわ、生きてる…ってそりゃそうか死ぬような威力じゃないし
黄色シャツ「ねぇねぇ、君軽いねー!ご飯食べてるー?」
『た、食べてるけど…』
チョロ松「十四松、その子ソファに下ろして」
さっきよりも声が低いやば、完全怒ってる…
黄色シャツの人はチョロ松くんの言われた通り私をソファの上に下ろした
チョロ松「で、さっきのはなにかな?」
『…スタンガン』
チョロ松「ちゃんはなんであんなの持ってるのかな?」
『関係無いじゃん』
私がそういった瞬間
シュンっと聞き慣れない音がなった
チョロ松くんが刀を抜いて私の首筋に突きつけていた
これはほんとにやばい!
答えを間違えば殺されるかも!!!!!