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グッバイ、フツーの日常…

第2章  1話


おそ松「いやー、実は俺達だけじゃないんだよね〜婚約者って」
『いったい何人いるの…』
チョロ松「後4人だよ」
『あれね、一妻多夫ってやつね』
あれ、私なんでこんな冷静なんだろ

拉致られてここまで冷静なのってすごくね
どうやって逃げようかな
ドアまでだいたい30歩っていったところ?
逃げたところで間取りも地理もわかってないんだからまた捕まるのがオチだな…

おそ松「…それで…っておーい、ちゃーん?」
『ん?え、なに?』
おそ松「せっかく俺が他の奴について話してるのに聞いてなかったのー?」
『あぁ、考え事してたから聞いてないや…というか私の鞄返してあれの中に色々入ってるの』
おそ松「ケータイとか?」
『いや、ケータイは家に忘れた』
チョロ松「ならいいんじゃない?渡しても」
おそ松「それもそうだなー、チョロちゃん持ってきてやってー」
チョロ松「はいはい…」

鞄さえ帰ってくればどうにか逃げられる!
おそ松「ねぇ、ちゃーん、俺ね君の事割と気に入ってるからさ俺のになりなよ」
『ひゃ…ぁっ』
反射的に胸元を突き飛ばして距離をとると
おそ松くんは面白いものを見つけたような表情で

おそ松「顔真っ赤だよー?耳弱いんだ〜」
うわー、腹立つ!!嬉しそうだな!!!!
耳弱いんだよ!!!!びっくりしたんだよ!!!!!

すると今度は私の腰に手を回して逃げられないようにした
『えっ、ちょっと…!』
おそ松「いいからいいから♪」
なにもよくない!!!
顔を近づけてきて恐怖心のが勝って目をぎゅっと閉じた

おそ松「……」
おそ松くんが何か言ったような気がして目を開けるとそっと額にキスされた
なんなんだろ、おちょくられてるような気しかしない…
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