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グッバイ、フツーの日常…

第2章  1話


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『ん…あれ…?』
何処だここ?見たことない高い天井、どうやらソファーで寝てたらしい布団までかけてくれてるし

あ、そうだ私拉致られたんだやば鞄どこだし
辺りを見回しても私の鞄はどこにもない

ガチャッと後のドアが開いた反射的に振り返ると黒いスーツに緑のシャツのおにーさんがいた
緑シャツ「あ、目が覚めたんだね」
ニコッと穏やかそうに笑った

『あの、ここは何処ですか?私学校行かなきゃいけないんだけど…』
緑シャツ「え、昨日君のお母さんから何も聞かされてない?」
可笑しいなと首を傾げて、ボーッとする頭をフル活動して思いだすと

『あーぁ、結婚の話?』
緑シャツ「そうそう!よかった伝わってたみたいだね」
『じゃぁ貴方が結婚相手?』
緑シャツ「まぁ、そうだね」
『ふーん…』
なんだコイツと結婚するんだなんかパッとしないな

「チョーロちゃんっ!あの子起きたー?」
バンっと大きなドアを開く音にびっくりすると

え??同じ顔??双子!?!?
きょとんとしてると同じ顔…でも服は少し違った黒スーツまでは一緒だけど緑のシャツじゃなくて色違いの赤いシャツ…すっごい派手目が痛いわ

緑シャツ「おそ松兄さん、さっき起きたばっかり見たいだよ」
赤シャツ「おはよ〜、気分どうよ?」
私の座っているソファーに腰を掛けて

『気分はサイコー…なんていうと思ってる?』
赤シャツ「そりゃそうだな、拉致られて気分いい奴はほとんどいねぇな」

ケタケタ笑いなら言ってくるすると突然クイッと顎を持ち上げられた
いわゆる顎クイ

赤シャツ「にしても…いい女になったねーあの頃とは大違いだな」
ニヤリという笑いに小さな恐怖を覚えたものの
私は顎を持たれた手を払い除け

『やめてよね、そういうの…後私達初対面でしょ?』
赤シャツ「え、俺のこと覚えてない?」
『うん』
赤シャツ「マジ?」
『マジ、あと名前教えて』
緑シャツ「あぁ、ごめんね、僕はチョロ松だよ」
赤シャツ「俺は松野おそ松!」
覚えたぞー

『おそ松さんとチョロ松さんね』
おそ松「えー結婚相手にさん付けー?」
『じゃぁチョロ松くん?』
おそ松「俺は!!!?」
『え、まさかと思うけどさおそ松さんも結婚相手なの?』
チョロ松「そのまさかだよ」

わお、嘘でしょ…
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