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嵐内妄想②【気象系BL小説】

第45章 始まり(AN)








「にの、風呂入った?」

「うん」

「俺まだなんだけど、…待てる?」

「はっ、んな子供じゃねぇよ!」

「ふふっ、じゃ、ちょっと行ってくるわ」


ソファに座る俺の頭に
ぽん、と手を置いて

相葉さんはリビングを出ていった。



…なんなんだよ。



相葉さんちに置きっぱなしの
俺のDSの電源を入れ、

ゲームをしながら
相葉さんを待つ。




相葉さんちに来る度に思うけど


なんで同じ中学高校出て、
…大学は違うけど

同じサラリーマンなのに

俺は
ボロとまではいかないけど

安アパートで

相葉さんはこんな広いマンションに住めるんだろ。






「あっちー!
あっ、ねぇにのも飲むよね?」


勢いよくドアを開けて
相葉さんがお風呂から出てきた。


ハーフパンツに上半身ハダカで

髪の毛からは水が滴ってる。



…なんで、俺よりも年上なのに
俺よりも体が引き締まってんだろ。




「おいっ、聞いてんの?」


「…あぁ、飲む飲む。」






何見てんだよ、俺。


おじさんの体見て興奮…

え?

…え?









「みて〜今日の夕飯は
ハンバーグで〜す」


相葉さんが
テーブルに夕飯を並べてく。



「なに、作ったの?」

「いや、さすがにハンバーグは買ったよ」



でも、ハンバーグ以外にも
サラダとか煮物とか

実家のメシみたいな雰囲気。


すごいよなぁ



俺自炊とか、全くしないし。
興味が無いんだよね。食に。もはや。





…相葉さんち来る度思うけど
なんでカノジョ、いないんだろ?














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