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嵐内妄想②【気象系BL小説】

第45章 始まり(AN)







(not a real)





サラリーマンAN












「…あー、もしもし?
相葉氏?
ね、今から行っていー?
うん、うん、わかった
はいはーい」






幼馴染み…
腐れ縁…?
のアイツに電話をかけた。



仕事終わって帰ってきて
風呂入って

なんとなく

会いたい…つーか

…いや、会いたいとかそういうんじゃなくて



メシまだだし
明日休みだし


久しぶりに行こうかなーなんて。


俺達さ

なぜかカノジョ出来ない系イケメンだから

寂しーのよ。

え?いや、俺は別に寂しくないけど

相葉さんはね、寂しがり屋だから。


俺くらいしか友達いないしね?



んふ。





新しい下着を
ジーンズのポケットに突っ込んで

財布とスマホを手に家を出た。







何故かね

何故か、

歩いて数分のとこに相葉さんは住んでる。



俺がたまたま引っ越したアパートが
相葉さんのマンションのすぐ近くだったっていう。



たまたまだよ。
偶然。








マンションのエントランスに着いて
相葉さんちの番号を押して
インターホンを鳴らす。



「はーい」


という声とともに
自動ドアが開いた。













玄関のドアのインターホンを鳴らす。



ガチャ、と鍵が開く音と共に
ドアが開いた。





「おじゃましまぁーす」

「にの〜おかえり〜」



満面の笑みで迎えられた。

いつもそう。




でもその笑顔に
どこかほっとしてる自分もいたりするっていうのは

自分でも気づいてないふりをしてる。





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