第39章 歯磨き(AN)
パンツだけ履いて
寝室に向かう。
あー、疲れた…
相葉さんは、キッチンから
ペットボトルの水を持ってきてくれた。
「はい、」
「ありがと」
「ね、にのちゃん」
「なに」
「パンツしか履いてないっていうのは、
…誘ってるってこと?」
「っ、は?
着替えがこっちにあるから
このまんまで来ただけだよ。
着るから、今。
ほんと、やめてもう」
もう持たない、ってか
俺さっきだけで3回イッたんだよ?
「俺は1回だけだよ」
んなの、知らねぇよ…
つか、なんで聞こえてんだよ…
「ねー、にのだけいっぱい
気持ちよくなったの、狡くない?」
「もう…
マジで言ってんの?」
「うん。マジ
今度はめっちゃ優しくする」
ベッドに向かい合わせに座って、
真剣な顔してそんな事言ってくるこいつに
なんか、無理とか言うの
可哀想に思えて
いいよ、っていう代わりに
相葉さんの頬に手を添えて
触れるだけのキスをした。
何度かそれを繰り返して
だんだん下に下がっていく。
Tシャツを捲って
乳首を唇で摘んで吸う。
そして
ゆっくりと唇を這わせて、
スウェットのズボンに手をかける。
「ね、口だけでもいい?」
相葉さんを見上げて問いかける。
やっぱり、ヤんのは
ちょっともう
体力の限界。
「イかせられるんならね?」
と、相葉さんが微笑んだ。