第19章 準備(AN)
諸々の準備を終えて
リビングのソファに座ると
ガチャガチャと、鍵が開く音が聞こえた。
早く会いたくて
玄関まで迎えに行ってみる。
「おかえり、」
『なに、お出迎え?
かわいいな
ただいま。』
俺の頬に手を添えて
ニコッと微笑んだ。
途端に顔が、熱くなる。
相葉さんは、既にリビングに行っていて。
『かずー、なにしてんのー?』
相葉さんの声で我に返った。
リビングに行って
相葉さんの隣に座る。
すると、当たり前のように
相葉さんが腕を俺の肩にまわした。
『久しぶりだね。なんか、』
「うん…。」
『ねぇ、かず』
「んぅ」
相葉さんの方に顔を向けた瞬間
唇を相葉さんのそれで塞がれた。
久々すぎる相葉さんとのキスに
それだけで興奮しているのが自分でもわかる。
相葉さんは、俺の頬に手を添えながら
ちゅ、ちゅ、と、優しくキスをしてくれた。
もっと、ずっと、してたくて
相葉さんの首に腕をまわそうとしたら
阻止されて、唇も離された。
「まぁく、」
『おれ、風呂入ってないけど、いい?』
「ん。」
頷いたと同時に
手を取られて
寝室まで連れていかれる。
ぽすん、と
ベッドの上に投げ出された。
俺のことを、見下ろしながら
相葉さんは着ていたTシャツを脱ぎ捨てた。
あー、ほんと、かっこ良すぎ。
相葉さんが、仰向けの俺の上に跨った。
『ほら、腕あげて。』
言われるがまま腕を上げると
そのままスルスルとTシャツを脱がされた。
前かがみになって
もう1度キスをされる。
相葉さんが覆いかぶさってキスをしているから
相葉さんの唾液がどんどん、流れ込んでくる。
キスをしながら
俺のスウェットのズボンの上から
やわやわと俺のを撫でられる。
『ねぇ、ズボンにもシミてるけど?』
もう、最初のキスから
先走りがとまらなくて
自分でももう、ぐちょぐちょになっていることは知っていた。
だからこそ、早く、早く開放してほしくて。
「ね、まぁくん、なか、ぁっあ」
相葉さんが
ズボンの中にで手を入れて、直接俺のを握った。
『あれ?かず、これ…』
そのまま、勢いよくズボンを脱がされた。