第67章 朝(AN)
そのまま
俺の上に倒れ込んできたにのを抱きかかえながら
ふたりで暫くそのままでいたんだけど
部屋の中が明るいせいもあって
その惨状を目にした途端
一気に現実に戻った。
「…あー………ヤりすぎた」
ごめん、
俺の胸に頬を付けたまま
起き上がらないにのに言うと
「…謝んなくていい」
消えそうな声が聞こえて、
キスされた。
そして、
にのが起き上がろうとすると
再び俺の胸に倒れ込んできたから
どうしたの?と聞くと、
真っ赤な顔で
「はやく…抜いて」
と言われた。
ああ、忘れてた、(笑)
ずるりとにののナカを出ると
そこから流れ出た液体が
俺の太腿にまでつたってきて。
「起きれない…よね」
まず風呂だな
ということで
文字通り足腰が立たなくなってしまったにのを抱えて
浴室に向かった。
*
「にの、大丈夫…?」
「じゃないです」
ですよね。
はぁ、ちょっとこれは反省だ。
ふたりでシャワーを浴びた後
にのをリビングのソファに寝かせて
ベッドを片付けてから
リビングに戻って、にのの隣に座ると
にのが頭を俺の腿の上に乗せてきた。
…なんだなんだ
セックスやり過ぎて、
キャラ変わった?
にのの腰を摩りながら
頭を撫でると
気持ちよさそうに目を閉じた。
すげえ甘いな。俺たち。今。
でも
「これから連続で2回以上ヤったら
ペナルティね。」
最後は
にのから挿れてたじゃん!
とは言えず
「ペナルティって…?」
「んー、
1週間、俺ん家の家事掃除洗濯をする」
やっぱり2週間にしようかな
とかぶつぶつ言ってるにのの頬に
口付けた。
「わっ、やめろよ」
「膝枕させてる奴が何言ってんの」
「じゃあ退く」
「嘘!わかったわかった、やるよ
1週間でも2週間でも」
「…なんでペナルティ受ける前提なんだよ」
「え?(笑)」
あー、なんて幸せなんだ。
朝のセックスって
あんまりやらないけど
いろんなとこ見えるし
にのもあんなに可愛かったし
これからも
たまにやろうかな
なんて。