第67章 朝(AN)
なんとなく、
下半身に違和感を感じて目が覚めた。
いや、うん、…朝勃ち。(笑)
昨日はにののおかげ(?)で
エッチな夢を見ることもなく、ゆっくり寝れたから
これは完全なる生理現象…
なんだけど…
昨日お預けされたこと思い出したら、
すげぇムラムラしてきた…。
にのは、
俺に背を向けた状態で
まだ寝てるみたい。
もう十分寝たから、
もう、いいよね?
そういう気分のスイッチが入っちゃったから
もう、にののお尻にしか目が行かない。
あー…舐めてぇ…。
ゆっくり、にのに近づいて
スウェットのズボンに手をかける。
え、いきなり過ぎだって?
だってもう、我慢の限界。
昨日の夜
俺の理性総動員させて衝動を抑えたから
もうまともに働ける理性は残ってないもん。
膝辺りまでズボンを下ろすと、
自分の指を舐めて唾液で濡らして
にのの蕾の周りを
ぬるぬると撫でた。
すると、
「ん、ぅぁ……ぇ、あっ、え!!
ちょ、何やってんだよお前!!!!」
にのが目を覚まして
途端に暴れだしたから
俯せにして
その上に乗って動きを封じ込めた。
「…いや、なに、やってんの」
「まだ何もやってないよ」
「……」
「昨日の夜我慢したんだから、
良いよね?」
あ、そうだ
と思い出して、にのの体の上から降りて
寝室のカーテンを開けた。
太陽の光が一気に部屋の中に降り注ぐ。
俯せの状態で晒されたままの
にののお尻も、いつも以上に鮮明に見える。
「ほら、チョーいい天気だよ」
セックス日和だね
なんっつって、
ベッドの上で固まってるにのに近づくと
思い出したように
逃げようとするから
慌ててにのの腕を掴んで
今度は仰向けに組み敷いた。
「…なんで明るくすんの」
「ダメ?」
開いた口から、言葉が出るのを待たずに
それを塞いで
初めから
舌を差し入れる。
逃げようとするにのの舌を
追いかけて捕まえて絡ませて、
ゆっくりと唇を離すと
ふたりの唾液がつーっと銀の糸を引いた。
にのの唇が
唾液で妖しく濡れて、太陽の光に反射して
キラキラと輝く。
「カーテン、閉める?」
そう聞くと、にのはふるふると首を振って
俺の首に腕を絡ませ
自ら唇を近づけてきた。