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嵐内妄想②【気象系BL小説】

第67章 朝(AN)






「ね、」

「ヤダ、ムリ、今日はもう寝る」





そう言って、
俺に背を向けてベッドに入ってしまったにの。



仕方なく、
電気を消して、俺も布団に潜り込んで、
後ろからにのを抱きしめるようにして寝っ転がった。



それでも、
にのは全然動じなくて。



抱き締めてる手で、
にののカラダをゆっくり撫でてみた。

出来るだけ、厭らしく。(笑)


そのまま、胸の辺りも撫でて
時折、指先で乳首を掠めるけど


にのは、我慢しているのか
少し体がヒクついてるけど
あくまで寝てるフリ。




面白くなくて
そのまま手を下におろして

脚を絡ませて、開かせて
股間に手を忍ばせたら…




「ねぇ、ヤメテ、まじで。」


にのが足を曲げて
俺の手を掴んだ。

しかも、


「もしこれ以上なんかするなら
俺、家帰る。」



とか言われちゃったから
今日はほんとにセックスお預けみたい。



まぁたしかに、


今日は久々の休み…
と言っても、

今日の仕事がたまたま早く終わったから
時間が空いただけで

丸1日休みとかではなくて

こうしてにのとふたりきりで会うのも久々なんだけど

こうしてゆっくりベッドでがっつり四時間以上の睡眠が
とれることも久々で。




でも、明日は午後からだから
俺はヤル気満々だったんだけどなぁ…。






ダブルベッドの端の方に逃げて、
ちっちゃくなって横になるにのを見つめて
息を潜めると

可愛らしい寝息が聞こえてきたから



…しょうがない。諦めよう。




「もうなんもしないから、こっちきてよ」



そう囁くと、
多少の間はあったけど、

もぞもぞと動いて

俺の方に向き直り
俺の胸に顔を埋めるようにして
くっついてきた。




…かわいいな、



「おやすみ」



ぎゅっ、とにのを抱き締めて
頭に優しくキスをして

にのの髪の毛を優しく梳くように
撫でていたら

いつの間にか俺も
眠りに落ちていた。










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