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嵐内妄想②【気象系BL小説】

第62章 変化(AN)









『わー、にのんちすげー久々〜』







明日は二人共休みだから
どうせだったらもう少し飲もうってことで


コンビニで酒とつまみを買って



相葉さんと、帰ってきた。







「先、風呂入る?
飲んでからだとめんどさくない?」





『んー、そうする!』














相葉さんが、家に居る…



そんなの、今までに何十回と繰り返されてきた
なんでもないことなのに、



もしかしたら、っていう考えを拭いきれなくて



いつもより、緊張する。
自分の家なのに。



それと、さっきの電話。




彼女…だよね…?



























相葉さんと入れ替わりで
俺もシャワーを浴びて











1本目の缶ビールを早々に空けて、
2本目に差し掛かろうとしたところで




再び、相葉さんの携帯が鳴った。







「……鳴ってるよ」
























『…にのはさ、
この前のこと、どう思った?』





「…え?」





相葉さんのスマホの振動が止んで、
部屋に、冷蔵庫のモーター音だけが響く。






「…この前のこと…って、」














『セックス。俺との。』




「っ、」





あまりに唐突で
あまりにストレートな表現に


一気に"この前のこと"が蘇って
顔が赤くなる。









『今日もさ、もしかして
期待、してたんじゃないの?』





こういうこと、



と言って、
俺の股間をするりと撫でる。





「なっ、…」





『ちがう?』








すると、また
相葉さんのスマホが着信を知らせた。






相葉さんは
軽く舌打ちをするとスマホの電源を切って


俺の脚に脚を絡ませて
さらに密着してきた。











「…電話……彼女……?」






首筋を這う相葉さんの唇の感触に耐えながら
言った。






『…気になる?』






「…別に」







『じゃあ誰でも良くない?

そんなことよりさ
気持ちいいことしようよ、この前みたいに』




















(to be continued)
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