第3章 排除。
あれから、10分ほどたっただろうか。
先生が戻ってきた。
その顔は、とても残念そうな顔で
私は、自然と拳を力強く握りしめていた。
「南風野、非常に残念だが…」
私はゴクリと唾を飲み込んだ。
これから、どんなひどい罰を受けるんだろう…。
「明日から旧校舎だ。」
「えっ!?あの…そ、それって…!」
「そう、E組だ。」
な、何で私がE組に…
E組のことは、よく知らないけれど
きっと、ひどいクラスなんだろう。
今のクラスだって最悪なのに、これ以上だなんて…
「理事長にも、君のことを全て話した。
これは、理事長も言っていることなんだ。
反抗はできない。」
「そ、そうですか…。」
まさか、まさかのE組。
これだったらまだ、退学した方がマシだったかも。
あーあ、ENDのE組か。
ま、クラスのみんなの思う壺にハマったってことだよね。
最悪。
何で?
今はそれしか考えられない。
先が思いやられるなぁ…。