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【暗殺教室】たかが私、されど私。

第8章 ふくしゅう、しませんか?



「本当に穂乃花って子は!!」


り、りおちゃん??


「どうしてそんなに謙虚なのかねぇ?

あいつらのせいなの。

全部わかってるよ。」


「そんな、私のせいで…」


「穂乃花。」


か、カルマくん…。


「その気持ちに嘘はないとしても、

あいつからが穂乃花を追いやったのも

全部事実なんだよ。」


そ、それは…!

……そう、かも…。


「で、それに対して、穂乃花は気にしてなくても、

俺らは気にするんだって。」


「そうだよ!

そんなことするなんて、絶対に許せない!!」


カルマくんに、カエデちゃん。

そして、他のみんなもそう言ってくれた。


「さあ、これだけみんなの意見聞いても、

まだ復讐はしたくない?」


改めてりおちゃんが、私に問う。




私はどうしたい?

復讐したら、私の望みは叶う?

でも、私の本当の望みって何なんだろう…


急に頭の中がごちゃごちゃになる。




でも。

みんなに心配かけてばかりじゃダメ。

私だってしっかりしなくちゃ。


今でもあの時のことを深く思い出すと、

つらくて、苦しくて、

胸が張り裂けそうになる。


悔しい。


でも今までそう思っても、

行動にできなかったのはきっと、

私には無理だと心のどこかで決めつけていたからだ。



今の私には、みんながいる。

きっと大丈夫。

そう信じる。

まだ少し怖いけれど、

今後の進展のきっかけにはなるはず。


なら私は…












「私…やりたい!」
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