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【暗殺教室】たかが私、されど私。

第6章 いざ、School Trip!



隣がまた空席になった。

何気なく窓を見ていると、カエデちゃんが隣りに来た。


「大丈夫?酔ってない?」

「あ、うん…。

思ったより平気だったし…。」

「そっか!よかった!

それよりさ…」


カエデちゃんが、いつもとは違う笑みをうかべてる。

何かあったのかな?


「さっき、カルマくんと、

何をあんなに楽しそうに話してたのかなって。」

「え?赤羽くんと…?

た、楽しくなんてなかったよ…。」

「そう?でも、穂乃花ちゃんがあんなに

元気になってる姿見て、私、ちょっと安心したよ。」

「げ、元気…?」

「うん!まあ、何かあったら力になるから。

何でも相談してね!」

「あ、ありがとう…!」

「じゃ、私、自分の席戻るね。

またね!」

「うん。」


カエデちゃん、私が元気って言ってた。

自分では、全く無意識だけど。

赤羽くんなんて、自分の中ではただの迷惑な人だったし、

既に崩壊してる私を、更に粉々に砕いてしまう人かと思ってた。

あんな人に絡まれるくらいなら、孤独のほうがマシだって

ずっと、ずっと思ってた。


赤羽業、か。


あの人が私を元気にしてくれていたのかな。

だとしたら、迷惑だけど、ありがたいかも。






やっぱり、E組はC組なんかとは全然違うんだ。
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