第1章 キミは宇宙の音がする (R18:灰羽リエーフ)
「っひ、あ……っ何、するの!」
「何って、さっきの続きデス」
「へ?! ちょ、待っ、んん!」
驚くべき早さで唇を封じられて、再度彼自身が割入ってくる。すでに絆されていた秘部は柔らかく、湿潤として、先ほどよりも粘度の高い蜜で彼を誘った。
みるみる内に咥えこまれる男塊。
湾曲した尖端がいいところに擦れると、これまでとは比べモノにならない快感が全身を駆け抜ける。
「……っや、べ……キモチイイ」
「んっ、私も、……あ、んんっ」
ひとつになった部分がぐちゅぐちゅと音を立てた。その水音を聞くたびに、少しずつ限界が近付いてくる。
募るのは愛しさだ。
好き、あなたが好き。
込みあげる想いが堰き止められなくて、私はリエーフを力いっぱい抱きしめる。
「リエーフ、……すき、好きぃ」
「ちょ、絢香さん……それ反則」
途端に切なげな顔になった彼は、腰の律動を速めて快感に善がった。
打ち付けられる肌がパン、と鳴る。じくじくと熱を上げ続けた花芯が、その絶頂を迎えようとしていた。
「……っ、イッていい?」
「ん、うんっ……来て」
射精の直前に自らを引き抜いて彼は果てた。
生温かい白濁が腹部を濡らし、てろりと垂れる。制服にも飛んだような気がするけど、それはあまりにも野暮だからお口をチャックしておこう。