ごめんね、素直じゃなくて【アイナナ】R18*完結*
第1章 亡き母の夢
「ん? ラビチャの通知?」
誰からだろ?
スマホを開いてみるとお目当ての人の名前が目に飛び込んできた。
期待を込めて内容を確認すると
モモ先輩
【チケット!手に入ったよん】
「よっしゃ!!……さっそく返事を……」
【ありがとうございます!!よく手に入りましたね】
モモ先輩
【任せてよ! モモちゃんに不可能はないから!
なんっつてwww】
【美樹が泣いて喜びますよw】
モモ先輩
【オレの胸で泣いて?w】
【伝えておきます】
モモ先輩
【当日はオレもご一緒するよ】
【楽しみにしてますw ユキ先輩も?】
モモ先輩
【ユキはその日はドラマの撮影だからパス】
【残念です】
モモ先輩
【ユキも行きたいみたいでさ、今泣いてるよ】
【慰めてあげてくださいね】
モモ先輩
【オレの胸で泣いてって言ったらちゃんの胸がいいってwww】
【……それは……ごめんなさい←】
モモ先輩
【www】
「ー!!終わったよー」
「お疲れさま!」
アンコールも無事に終えた美樹は、肩で息をしながら私の傍にくるとしゃがみ込んだ。
「大丈夫?」
「うん……平気! 楽しかったよ~」
「頑張ったもんね、えらい、えらい。そんな美樹にご褒美だよ」
「ん?」
「TRIGGERのライブチケット……ゲットしたよ」
「?!マジか?」
……素がでちゃってるよ