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ごめんね、素直じゃなくて【アイナナ】R18*完結*

第7章 Lovin’ you


頭は蕩けているみたいに惚けてくるし、身体は甘く痺れてくる。

何も考えられなくなっていくのに


「おまえ……ここ弱いよな?」

「っ……んあっ……」


耳を甘噛みしてくるなんて狡いよ。

刺激が強すぎて逃れようとするけど、それを許してくれない。

楽が触れた所すべてが熱をもっていく
唇が
耳が
胸が
楽の事しか考えられなくなる。


「ンッ……楽……」

「おまえ……やっぱ太ったよな?」

「え?」

「ここ……つまめるぞ」

「っ!」


お腹のお肉をぷにぷにとつまむな!


「楽っ……!!」

「わりぃ……冗談だ」


からかうように笑う楽を見ていると涙がこぼれてきた。ほんの些細な事。
私に笑いかけてくれるだけで、胸がいっぱいになって泣けてきちゃうなんて乙女すぎる。

でも、楽によって乙女になる自分は嫌いじゃない。


「泣くほどショックだったのか?泣くなよ」


私の涙を勘違いした楽は慌てて私を慰めようと必死になってる。

そんな楽がたまらなく愛おしい。


「ばーか……泣いてないよ」


楽の頬にキスをすると「こっちにしろよ」と唇が重ねられる。

飽きることなくキスを繰り返し、私の身体の中が楽で満たされていく。



静かな部屋には私の吐息と楽の息遣い
時折軋むベットの音だけ


遠回りをした私と楽はそれを埋めるかのように、抱き合っていく。

身体のすべてで楽を感じて


夢のような現実の中で私は楽に満たされていく














◆FIN

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